私は暗くて良かったと思うくらい…

赤面していた

ちょっと話そうってなって近くの公園のブランコに座った…

「俺さ、バイク乗ってて事故ったんだよ…結構大きな事故でさ……数日間、意識不明の重体だったんだ。これ手術跡」

と言ってズボンを捲り右足首を見せた

痛々しい傷痕に…涙が出そうなのを我慢して

傷痕に手を当てた

『遥斗、痛かったね……辛かったね…』

と言いながら涙が出た

「泣くなよ…」

また、頭を撫でてくれた

『遥斗が生きてて良かった…生きてなかったら、遥斗と出会えなかったから…』

と言いながら遥斗を見ると、

少しだけ目が潤んでるように見えた