それでも好き

昼休みにみなもに話そうと呼ばれて

屋上にきていた

「ねー美咲?
私ね、すっごくまさくんのこと好きだったよ」

「…うん」

「でもね、美咲のまさくんに対する気持ちにも、まさくんの美咲に対する気持ちにも気づいてたんだよ?」

みなもはちょっと自慢げにいって笑った

「どういうこと?
 どんな気持ち?」

私はその言葉の意味を理解するのに時間がかかった