あっ、早く助けてやらないと 俺は桜の木に登って猫のすぐ傍に行った 猫は警戒心が強いのか毛並みを立てて威嚇して来る ーーシャー 『おいで、何もしないよ』 こう言っても猫が分かる訳も無く威嚇したまま はぁ、と溜め息を付いた瞬間猫が足を滑らせた ーーミ゙ャ 俺は手を思いっ切り伸ばし、子猫に飛び付きそのまま桜の木から落ちた 俺は落ちる瞬間目を閉じ、痛みを待った が、待っていたのは 「ゔっ」 という呻き声 何が起こったんだ?