「地味っ!」


「小さっ!!」


「あいつ学校間違えたんじゃないか」




地味なのはわかるけど、165cmはあるし!確かに学校間違えた気がするよ!



俺が教室に入って真っ先に見えたのは、カラフルな頭達。さすが不良校


てか、ここ共学だったんだ。不良校だからてっきり男子校だと思ってた




「挨拶しろ」



リューちゃんがすごい上から目線で言って来た



ウザッ!何様!さっき俺様て言ってたし俺様か


そんなことはどうでも良くて挨拶しないと




『....水無月 蒼空』



よろしくするつもりはないからよろしくは無し




「んじゃお前の席は〜窓側の一番後ろな」



俺は言われた通り座った



此処、日が当たってめっちゃ眠くなるじゃん


寝ようと思ってたから別にいいけど



俺は机の上に突っ伏して寝る体制になった




夢の世界に行こうとした時教室のドアが開いた


それとともに来る黄色い歓声




「キャーーーーッ!!」




五月蝿ぇな。こんなので起きる俺じゃないけど




「お前等また遅刻か」



「先生すみません。ちょっとうちのサルが寝坊してしまったんで送れてしまいました」



「おい、サルって誰のことや。まさかわいのことちゃうやろな」


「あっ自覚してるんですか」



「ムキーーーッ!」




サル見たいな声出すからサルって言われるんだよ




「あっ!今日の朝の人だぁ〜」



如何にも女子顔負けの男の娘が俺を指をさして来た



今日の朝?会ったことないよな



「あっ本当だ!校門思いっ切り飛び越えてた人じゃん」



フェロモン出しまくりの男はこっちに向かって歩いて来た




あれ見られてたんだ。別に見られて減るもんじゃないしいいけど