「ねぇ」

??「あんだよ?」

名も知らないヤンキーはこっちを睨みながら返事をした

「気になったんだけどさ」

??「あぁ」

あ、なんか質問すんの面倒くなってきた

「やっぱいーや、めんどいし」

??「は!?いや言えよ!気になんだろーが!」

「えー、めんどくさいし言ったら言ったで可哀想」

??「なんか気になる半分聞きたくない半分だわ」

「じゃあ言う、うさちゃん好きなの?」

??「じゃあって何だよ!聞いて後悔したわ!!あと好きじゃねぇし」

好きなんじゃない?顔赤いし

僕はベンチから起きた

その瞬間少し手に痛みが走った

「った……」

ヤンキー「ど、どした!」

どーやらこのうさちゃん好きヤンキーはいい人らしい

手を見てみるとベンチの木くずが刺さっただけのようだ

血は結構出てるけど

ヤンキー「なっ…!見せろ!」

焦った顔のヤンキーは力強く僕を抱き寄せた

よって、抱きしめられてる

うん、やめて 僕そーゆー趣味じゃない

てゆーか新しい世界に踏み出したくない

やめて 離して 今すぐに

手、見るだけじゃなかったの

そーゆー趣味あんの?マジで?引くよ?

ヤンキーなのにうさちゃんがすき…男なのに男がすき…

うわ、引く