ガラッ!

勢いよく教室のドアを開け、

蒼空「おはよーっ!」

と、みんなに挨拶をする。

するとその中から、

?「蒼空ーっ!おはよーっ!」

この元気のいい子は私の大親友、美園 清香(ミソノ サヤカ)。

困った時には助けてくれる、お姉さんタイプ。

私は、そんな清香が大好き!

清香も私の事、大好きって、言ってくれる。

清香さえいれば、私は大丈夫。

清香「そう言えば、蒼空彼氏できたんだって!?私という親友がいながらぁ〜(涙)」

蒼空「さっ、清香ぁ〜!宇宙くんがいても、清香が1番だよ!」

清香「ほんとにぃ〜?あのノロケっぷりじゃあねぇ…。」

蒼空「ノロケっぷりって!?なに!?」

清香「みんなに聞こえてたよ…。可愛いとかぁ…。」

蒼空「うっ、嘘!?」

清香「ホントだよ。」

嘘…。

どうしよう…。

恥ずかしすぎるっ!

だって、このクラス全員知ってるってことでしょ!?

清香「ま、私がついてる限り、大丈夫よ☆」

蒼空「さや姉様ぁ〜♡」

清香「ま、余裕よ、余裕!」

ガラッ!

先生「ほ〜ら席につけー。授業はじめるぞー。」

清香「ちぇっ!もう授業かよ〜」

蒼空「清香〜。先生の視線ビームが来るよぉ〜?」

清香「そんなの痛くないわよ〜だっ!」

相変わらず、清香は大人びてるなぁ。

ま、だから清香なんだろうけどさ…。

キーンコーンカーンコーン

やっっっと授業が終わった!

もう帰れる!

清香「蒼空ぁ〜♡一緒に帰ろっ!」

あー。どうしよ!

宇宙くんと帰る約束してるんだけど…。

清香「なーんてねっ!どーせ、あの宇宙くんと帰るんでしょ?私は今日居残りだから、また今度ね!」

蒼空「うん。ごめんね!ありがとぉ♡」

清香「またね!」

蒼空「うんっ!バイバイっ!」

清香ってば。

気ィ使って居残りだなんて嘘ついちゃって…。

優しっ!

清香。ありがとう。

宇宙くん、来ないなぁ…

宇宙くんの教室まで行ってみよっと。

着いた。

教室のドアを覗いてみる…

!!!

そこにあったのは…