~ドキドキの空~



チュンチュン…

鳥の鳴き声が目覚ましのように聴こえる。

朝6時。

いつもなら、まだ寝てる…。

宇宙くんのこと考えてたら、寝てらんなくて…

目が覚めちゃった!

いつもは髪の毛ボサボサ、目やにだらけの顔で学校行ってるけど…。

宇宙くんの彼女になったんだもん!

ちょっとは綺麗にならないと♪

慣れない手つきで顔を洗い、髪をとかす…

これだけでも、前よりいいよね!

蒼空「おかーさん!おはよー!」

お母さん「あら、蒼空。おはよう。今日は早いわねぇ…。」

蒼空「め、目が覚めちゃって!」

優しい笑顔であいさつしてくれるお母さん。

私はこの笑顔が大好き!

お母さん「早く朝ごはん食べちゃいなさい。」

蒼空「はーい!」

黙々とごはんを食べる私。

いつもはおかわりしちゃうけど、今日はしない。

宇宙くんまたせちゃったら悪いもんね!

蒼空「ごちそうさまー!」

お母さん「あら?蒼空もういいの?具合でも悪いの?」

お母さん、驚きすぎ…(笑)

蒼空「今日はお迎えがあるの!」

お母さん「もしかして、彼氏とか?」

なんでぇ!?

どうしてわかるの…?

お母さん「やっぱりぃ?うふふ。今度合わせてね♪」

お母さんって、すごい…。

てか、時間やば!

宇宙くん来ちゃう!

蒼空「おかーさーん!行ってきまぁす!」

お母さん「いってらっしゃい。あの子も大人になったわねぇ…。」