宇宙の家の前。

なぜだかわからないけど、あんまりチャイムを押したくない…。

でも、清香がいるし、私だって、そんなわがままにはなれない。

だから。

この前と同じように。

勇気を出して。

チャイムを押す。

ピーンポーン

ガチャ。

?「どちら様ですか?」

清香が目で言ってる…。

お前が答えろ!

って。

息を吸って

蒼空「あ、あのっ!私、宇宙くんの彼女で…」

?「え?そうなの!?はじめまして!宇宙の姉兼母の、秋野 星奈 (アキノ ホシナ)です!よろしく!」

蒼空「あ、はい!よろしくおねがいします!で、つかぬ事をお聞きしますが…。姉兼母とは…?」

星奈「あ、実はさ、うち、母親を幼い頃に亡くしてるんだよね。父親は仕事が忙しくて…。ほとんど2人なんだ。」

宇宙にそんな過去があったなんて…。

きっと、辛かったよね…。

星奈「で、宇宙いま病院なんだ。」

蒼清『え!?』