「まー舞奈よりはバカじゃねーからな。全然余裕だけどな」 「もーうっさいなー!」 「あのー。そろそろ行かないと電車乗り遅れちゃうよ?舞奈ちゃんと清水くん電車乗るんでしょ?」 うちらのバカップルみたいな会話を冷静に止めてくれたのは智佳ちゃんの一言だった。 「あ、やばいじゃん。じゃあそろそろ行こっか」 「そーだな。親に怒られるのもめんどくせーし」