「片付けしておくから早く風呂入ってこい」

「さっきあんなこと言っておきながらやる気満々なのね」

「今日も期待してるぞ‘‘もっと”をな」

「なっ…」

顔を真っ赤にしてバスルームへ向かって行った。
本当にからかう甲斐がある奴だな〜
洗い物をしながら自然と笑っていた。

「私にもちょーだい」

ビールを片手にテレビを見ていると風呂から上がって来たあいつにビールを取られた。

「お前さ」

「ん?」

「女のくせにそうゆうの全然気にしねえよな」

「え、逆に何が気になるの? ましてや私達なんてキスまでしてる関係でしょ、そんな間接キスくらい気にしないよ」

「へ〜 冷蔵庫にまだあるんだからわざわざ俺の取らなくてもいいだろ」

「風呂上がりに一口飲みたかっただけだしいいの。はい、ありがとう」

「お、おう」

髪を乾かしに再び洗面所にあいつが戻って行った後手に戻ってきたビールの飲み口を見てボーッとしまった…。