指に付いた愛液を
俺の秘孔に塗り始めた。

入ってきそで
入って来ない指がもどかしい。

「恵、焦らすな……」

お仕置きだと解っていても
焦らされるのは嫌だ。

「まだ駄目だ」

秘孔の周りを
撫でられるだけの愛撫……

焦らされ過ぎてヤバい。

「恵、もう
指挿(い)れてくれ……」

「違うだろう?アニキ
挿(い)れて下さいだろう? 」

ぅ"っ、やっぱし
セックス中に言葉で
恵には勝てない。

「挿(い)れて下さい……」

こうして、
言わされてしまうんだから。

「よくできました」

ツプッ。

「ぁっ、」

一気二本挿入(い)れて来た。

痛みよりも気持ちいいと
思った時点で恵の言う通り
エロい身体なのかもしれない。

「け……い……足りない……」

時折、“いい所”を掠める。

「お願い、俺のエロマンコに
恵のおっきいの
挿入(い)れて下さい」

自ら孔を広げて懇願した。

「淫乱」

耳元で囁きながら
おっきいモノが一気に
挿(はい)って来た。

それから、何回
啼(な)かされたかわからない。

目が覚めるとカーテンの外は
うっすら明るくなっていて、
隣に居るはずの
恵が居なかった。

ガチャ。

部屋のドアが開く音がし
怠い身体を反転させ、
そっちを向くと下だけ穿いて
ペットボトルを持った恵がいた。

「起きたんだな
おはよう亮」

やっと呼んでくれた。

ヤってる最中は
終始“アニキ”だったから
呼んでもらえて嬉しい。

「なに?
俺がいなくて寂しかったの?」

ベッドに座りながら
二本持っていた
ペットボトルの内一本を
渡してくれた。

「そうだよ
起きたら恵がいなくて
無性に寂しくなったんだ」