貴方に魅せられて2

「大丈夫です。
私も自立できるようにならないと。
いつまでも甘えてばかりは…」

私がそう言うと
由香里さんの表情が
ぱっと明るくなった。

「大学に終わったらお茶しましょうね!
今まで通り、シマコの所も
一緒に行きましょうね!」

まるで仔犬のような目で
私を見ている。