貴方に魅せられて2

…嘘だった。

覚悟はある。
でも、行って欲しくない。
クラブであの女が翔平さんに触るのを
想像するだけで虫唾が走る。

でも、仕事だから…
私は強がるしかなかった。

「強がってんな…」

翔平さんに抱きしめられて
胸が苦しくなる。

「もうこの話終わり。」

私はいたたまれなくなって
浴槽から出た。