貴方に魅せられて2

「由香里はただ
話し相手がいなくなるのが
寂しいだけだろ?」

翔平さんがそう言うと
由香里さんは図星だったようだ。

「そうよ!私は
毎日孝ちゃんの遅い帰りを
このひろーい家で待ってるのよ!?
麻依ちゃんが来てくれてからは
毎日賑やかで
寂しくなかったんだから!」

由香里さんは鼻息が荒くなっている。


「そんなに寂しかったのか?」

叔父様が由香里さんの本音に驚く。