貴方に魅せられて2

「す…すごいね。
この街にこんな場所があったんだね。」


私と優子は怯えながら
手をつないで歩いた。







シマコが辿り着いたお店は
とてもとても私たちが
入る事なんてできない
男性用下着の専門店だった。


「シ…シマコ…
あたしと優子は
ここで待ってるから…」


店の前で
引きつり笑いをする私たち。



「あらー…そぉ?
面白いわよぉー!入らないの?」


残念そうにシマコが言う。