見えないもの

負のオーラが伝わってくる
気分が悪い
吐き気がする
頭が割れそう
もうだめだ
我慢が出来ない
はぁ、俺の高校デビューも終わったな

「おい、僕ちゃんをいじめてください❤︎


話は遡り、中3の秋
そこには、人気ものの少年達が
一人の人気者に絡んでいた
「おーい陸〜、いつものみせろょ~」
「り〜く、待ってました~」
と、囃されながら
そして陸という少年は、奇妙な踊りを踊るのである。
「あ、よいやサー、よいやさー
てんてろりんりんてろりんりん」
関節の曲がりなど、タコではないかと疑われるほど曲げて、
そして、人気者たちは笑う
そんな楽しい日常の一コマに
不満をもっていた少年の話

おーい、僕ちゃんをいじめてください❤︎
、、、と一瞬の間があってから、
昭和のヤンキーぽい方々がこっちを見て
「じゃ~こいょニコッ」っと
確実に笑えない状況なのだが
少年は笑いながらこういった
「僕以外の男をいじめるなんて、
この浮気者❤︎」と、

その瞬間、寒さで被害者が出なかったのは、
「ごめんねぇ今そっちにいくよー」
と棒読みで返すヤンキーのおかげだった

そしてその瞬間、ヤンキー達の間でもがいていた子が走って行った

そしてヤンキー達のでかい握り拳が少年を襲おうとしていたところ

少年は、こういった
世界には秩序がある、と

ヤンキーたちは、少しだけ話を聞いてあげるつもりらしい、

「おっと、なんだ
自分から頼んだくせにやっぱやめてって
言うんじゃないだろうな、ん?」

「最後まで話を聞いてくれますか?
世界には秩序がある
例えば、
強いものが勝ち、弱いものが負ける
リンゴは木からおちて、腐る
秩序とは例えれば、こんなものだ」

「知ってる、知ってる、だから
今からお前は、GOとー、ゴミ箱さっ」

「そうだな、今から僕がゴミ箱に行く確率は何%だろうね?」

「いい問題だ、答えは100%だょ」
と、一斉に動き出したヤンキー達

「その確率は、ニブンノイチ
そして、お前たちが俺の骨をおる確率も、ニブンノイチ」

そんなことを言いながら笑いながら、
楽しそうに喋る少年
だが、拳は、とっくに少年の顔、腹、腕などなん往復もしていた。
そしてヤンキーたちは勝ち誇った顔で笑う

どふっ、げほっ!
と鈍い音だけがしていた

そんな光景を見て見ぬふりをするクラスメイト、

それを見て、笑いながら少年は、こういった。
「このクラスの秩序は、
いじめるやつ
見て見ぬ振りをするやつ
いじめられたくないのにいじめられるやつ
そう、これがこのクラスの秩序だ」
「正しくは、だっただ」

それは、クラスメイトには確実に聞こえていた
「その秩序は、今崩壊したなぜなら
ぼくは、いじめられたくていじめられるやつだからだ。」

「は、負け惜しみが
お前は明日から学校にはこれねーょ」
その言葉と同時に改心の一撃が炸裂した
ヤンキー達のあっらっぽい呼吸の音だけが聞こえる

だが、少年の顔は笑っていた
「おっともうこんな時間か、あぁー気持ちよかった
じゃまた今度も頼むょバーい」

「骨は折れたがゴミ箱にはいかなかった
確率ニブンノイチって言ったろ」

ヤンキー達、後ずさった
こいつはやばいと

そう言って少年は教室から去って行った

ここで質問
さぁ!
この少年は実は最強のヤンキーでした?
さあ!
この少年は実は最強の怪物でした?
さあ!
この少年は実は最強の魔法使いでした?

僕は世界最強のただのキモオタだ

正門を出て誰にも見られていないことを確認して、走って消える
公園についてトイレの中で、
「いってぇー
はぁーもう終わった
明日から学校にはいけねぇー
てか、これは入院だ、、、。」
っと意識が遠のいた。

そして気づいたら病院のベッドにいた
そして、二人の女の子が隣にいた
「やっと目を覚ましたー
よかったしんだかと思ったょ」
と他にも何か言っているが

この際それはどうでもよかった
少年は、天国ってこんなとこだったんだと眠りについた

そしてまた目が覚めた
チュンチュンと雀の鳴き声で起こされた
やっぱ病院は、夢じゃなかった
でも、女の子たちは夢だったみたい
と、にやけていると

病室の窓から見える風景に
目を奪われた、というか腰が抜けた
例えるなら、スカイツリーの頂上付近で、目が覚めてしまったとか
窓の外には、銃を構えた兵士が数えられないぐらいにいた

状況判断に約1分かかった
そして、わかった「地獄」だと
「起きたか、陸~」
と、病室に入ってきた美少女

でも、その顔には、何の思いあたりもない

そして隣に座り、てを握ってこういった
「もう逃げられないから」

少年は、10年ぶりに
喋ったかと思うぐらいガラガラの声で話す
「瞬時にこの状況の説明をーーーー」

そして、美少女は、説明した
「君の才能で当ててみな」


少年は美少女の目を見て全てを理解した、あと、泣いた。



リンが死んだのか
美少女は、こういった

「うちのグループで、働いてもらいます」

「NST.通称なきさけべ、チリ」
少年は泣笑いながらこういった

「日本保安隊でしょっ」