瞳が映す景色


「っ!?」




そして瞬間のフラッシュバック。


近い過去のオレの頭上に降ってきた林檎たち。


ついでに、遠い過去の、どうしようもない自身が瞬いた。






……オレは、あの時から、林檎が嫌いになってしまった。








藁科のオレを呼ぶ声が、まるで何処か別の世界からしているようだった。