――――約三年前、 「ええっ!!またぁ?!」 『そうなの、私はまだ仕事中だからアンタが迎えに行ってくれない?』 「うー、……わかった」 通話を切り、ため息を吐く。 「何であたしー?なんかもう常連なんだけど」 家へと向かっていた体の進行方向を変え、通い慣れてしまった別の道を進む。 目指す場所は、警察署。