「おーい。恩田?」




「へ?あ、ごめん。あれ?そういえば、みんなは?」




みんななら、もう帰ったよ。




そう平然と、さもあたりまえのように答えた星南くん。




いやいや、私授業寝ちゃったのって5限だったし。




「もう5、6限だって終わったし、帰りの会だって終わったからな?」




私の心を読んだかのように答えた。