当主の誤った経営により没落の一途を辿った家はそれこそごまんといるのだ。 というのも、我が伯爵家も丁度私の曽祖父の激しい散財(主に娯楽)によって没落してしまったのである。 それに、もしも夫がいなくなってしまったとしたら、経営者は女主人が引き継ぐ場合だって考えられるのだ。 (特に私と旦那様の間に跡継ぎは望めないと思うし…!) そうして密かに闘志を燃やすのであった。 「えっと…富裕層が貧困層への支援をする…とかですか。」