「昼からは私の授業が入っていたと記憶していますが?」 「はい、おっしゃる通りです。申し訳ありませんでした。直ぐに行かせていただきます。」 こうして私のお邸をピッカピカに磨こう大作戦は夢半ばで潰えたのでした。 「では、昨日の授業のおさらいから。覚えているでしょうね?」 なんだろう。この並々ならぬ威圧感は… 「はい。この国の財政についてですよね。特に近年は長く続いた飢饉の影響が大きく、なかでも一般の国民への被害が目立つーー。」 「そうです。国民の困窮は国の困窮。ここまでが昨日の話でした。