きゅ きゅ きゅ



「…よしっ!」



リリスは光り輝く床を見渡し、満足気に頷いた。



「お、奥様!何をしていらしていらっしゃるのですか!」



慌てた声で駆け寄ってきたのは侍女長のヴェロニカだ。



「あら、なにって掃除よ?」



きょとんと見つめる。
あれ、ヴェロニカ何か顔色悪いわよ?



「な、な!公爵夫人ともあろうお方に掃除をさせてしまうなど!このわたくしがお叱りを受けてしまいます‼︎早急におやめくださいまし!」