無口なキミのほんとのキモチ

…と、まぁここまではよかったのですよ。

家に帰って私は途方にくれた。
「名前…聞き忘れた…」

恋をしたのはいいものの、名前もクラスも学年すらわからないのではどうしようもない。

ほんの少しの望みをかけてハンカチとキャンディを隅々まで見たけど、まぁ今時物に名前書いてる人って少ないよね…

つまり手がかりはなしだ。
確かなのはすっごくイケメンってことと、うちの学校の人ってこと。

こんな少ない情報じゃ、普通の人は諦めちゃうかも?
でも私はポジティブなのが取り柄なのだ。

「学校にいるなら、一クラスずつ回って探せばいいんじゃん!早速明日から探そうっ諦めないんだから!!」