「もー・・・しょーがないな」

怒ってるようにいうけど顔は笑顔だ

キキィー

車を止めれば集まる視線

ガチャ


「あ,今日遅い?」

『いや,普通だ』

「わかった。晩御飯はないがいい?」

『ハンバーグ』

「ん,わかった!それじゃぁ
お仕事がんばってね!!
いってきます!」

『ん,いってらしゃい。』

チュ

由奈のほほにキスをして笑った

「////それじゃぁね!」

ばたんっ

照れたのか駆け足で校舎に入っていった

『・・・・行くか。』

俺も遅刻ギリギリかな・・・。

まぁ別になんとかなるかな

滑り込みで会社につくと同期の一番話す
やつが話しかけてきた

「よぉ,また寝坊したのか?
由奈ちゃんよくこんなやつとずっといられるな」

いやみたっぷりで言ってくるこいつ

顔がいいおかげで毎日合コンに
行っては女遊びだ

入社した当時はあまりにもしつこく
合コンだのなんだの誘ってくるから
由奈のことを言った

俺は今年で25になる
由奈は今年で18の高校生


そんな俺らが知り合ったのはまだ俺が
小学生のころ

言葉もしゃべれないころの由奈から
ずっと見てきた

俺も由奈も生まれてすぐ親に捨てられた

由奈は生まれて一ヶ月もせず施設の
目の前に置かれていたそうだ