確か名前は、高木奈美だ。


しっかり系でもギャル系でもない普通の子。


「奈美!いくよ!」


奈美は友達に呼ばれ去っていった。


式も終わり、一人で教室へ向かう。


どうやら奈美は、他の子といるようだ。


奈美は私に気付き


「春華!途中まで一緒にいこ」


と誘ってくれた。


「うん。ありがと!」


「エヘッ!そういえば春華ちゃんて中学の時、すごい目立ってたよね!」


「そう・・・なのかな?好き勝手してたからね;」


奈美の友達は、私を少しおびえながら見ていた。


「いじめるような奴」そんな感じで見られているのだろう。


この先が少し不安になった。


奈美とは違うクラス。


奈美と別れてから自分の教室へ向かった。


扉を開くとき・・・急にドキドキしてきた。