歩は俺に言う


「今日の翼も絶好調だったね!!」


『ありがとう』


そう言ってもらえると明日も頑張れる。


歩は今でもバスケをやりたいんだと思う。


マネージャーとして仕事してる合間もバスケをやってるプレーヤーを見てると羨ましそうな顔で見つめてる。

「いいなぁ~私も体動かしたくなるな~」


悲しそうな目。



「っあ!そうだ!私夕飯の買い出ししなきゃならなかったんだ・・・」

歩の両親は
出張出張で結構な放任主義者。





小さい頃から家にいることの少なかった彼女の両親は一人で歩を置いていくことが何度もあった。
その度、俺の母親は歩を家に泊めてた。



いつから来なくなったんだろ・・・