「ごめんなさい。あたしが間違えて違うとこに入れちゃうから、金森君を傷つけた」



「俺、知ってた。瑠夏が霧谷が好きなのも、間違えて入れたのも」



「え!?」

驚いた。

知ってたなんて。

それなのに、

あたしを好きでいてくれた。

ごめんね、金森君。


「でも、傷はついた。だから、罰だ」


そう言って、あたしの唇を塞ぐ金森君。


「ふっ、んっ……」

苦しい。

だって、

舌入ってるし。


「あと、金森君、っていのやめてくんない?」

「じゃぁ、なんて?」

「空太」

「そ、空……太」

「可愛い」

かっ。