「その告白、しないで」
「え、でも……」
「命令は絶対だろ??」
そうだけど。
告白だけ。
最後にするだけだから。
「無理だよ……」
「なんでだよ。俺に下駄箱に入れたよな」
「そうだけど、あれは……」
「あれは??」
言わないって決めてた言葉。
「あれは、間違えたの」
「……」
「霧谷君と、金森君の出席番号を間違えたの」
「……」
恐る恐る顔を上げる。
真っ直ぐ見ている、金森君。
「え、でも……」
「命令は絶対だろ??」
そうだけど。
告白だけ。
最後にするだけだから。
「無理だよ……」
「なんでだよ。俺に下駄箱に入れたよな」
「そうだけど、あれは……」
「あれは??」
言わないって決めてた言葉。
「あれは、間違えたの」
「……」
「霧谷君と、金森君の出席番号を間違えたの」
「……」
恐る恐る顔を上げる。
真っ直ぐ見ている、金森君。


