いつもの帰り道なのに、

こんな緊張するなんて。

今隣にいるのは、同じ年で、

同じ学年で

同じ人間。

なのに、

こんなに意識してる。

好きなのは、

霧谷君。

霧谷君、

だよね??



「ねぇ、瑠夏?」

「な、なに??」

「噛んだね」

悪戯っぽく笑う金森君。

うぅ……


どうして、

そんなに笑顔なの??

そんな笑顔向けられると、

本当の気持ち、

わからなくなる……