「柚〜!!」
あさっぱらからこの声は…

そう思い振り返るとそこにはやっぱり
汐奈が手をふって走ってきていた。

森田汐奈とは小学校からずっっと同じクラスで大親友だ。

ずっと同じと言っても私の通っている学校
は1クラスしかないので小学校から中学校まで1度もクラス替えがない。

ちなみに私は、出席番号23番。一番最後だ。

全校生徒70人ほどの小さな学校。

そんな小さな学校で私は平凡な生活を送っていた。