届かない想い

「史華っ!いつまで寝てんのっ!」

突然の怒鳴り声にびっくりする。

「ふぁっ!?私、寝てたっ?!」

怒鳴り声の主、お母さんに言う。

「あんた、何回呼んでも起きないんだから」

「・・・今、何時?」

「12時半。」

「・・・ぎゃぁぁぁ!」

「うるさいっ!
あと、あんた、友達来てるわよ」

「・・・誰?」

「男の子。笠松くんとか言ったかな?」

「はいっ?!それ先に言ってよ!
もう、完全に遅刻だし、その上、お迎えなんて・・・」

なんだか泣けてきた。

「嘆くひまがあるならさっさ顔洗って準備しなさいっ!」

「・・・はい。」