「夏生!」 「あ、香奈…」 「やっぱり!早く救急車…「いいから!」」 あたしは香奈の手を取る。 「今、救急車呼んだら日奈多に気づかれちゃう、から…」 「でも…っ」 「お母さんに電話、してくれる?」 「っ、うん!」 香奈は、すぐにあたしのお母さんに電話をする。