「え、でもっ」


「俺が不器用だと思う?」


「そういうわけじゃないけど…」


「じゃあ、教えて?」


日奈多がそう言って、すっと近くに来る。


「何かやってないと、下に降りてきたとき疑われるじゃん?しかも」


言いながら、日奈多はあたしの頬に触れる。


「夏生、緊張しすぎ。クリームついてる」


日奈多はクリームを取り、ぺろっと舐める。


「っ!///」


「顔真っ赤ー(笑)」


「うっさい!///」


あたしをからかいながらも、きちんと手伝ってくれる日奈多。