ピーンポーン♪

「あの…優羅ですけど、空斗いますか?」
「あっ…優羅ちゃん、ちょっと待っててね。」

なぜか空斗のお母さんは少し元気がないように見えた。


「なんだよ」

「あのね空斗…うちね、10年前から空斗が好き。
うちと付き合って。」

「………ごめん。俺はお前のことが好きじゃない。」