私のお腹の中に赤ちゃんがいる。 小さな命でしっかり私の中にいる。 生きてる。 私が下ろせるわけない。 親の身勝手でどれだけの赤ちゃんが下ろされたか知ってる。 私は子供が好き。 なおさら下ろせるわけない。 診察室を出て待合室にいる叶都のところへ戻った。 「どうだった?」 叶都に聞かれた 「どうだったと思う? 」 聞き返した 「…見ちゃいけないものを見ちゃった気がする…」 「え?」 あぁ。 私が手に持っていた超音波の写真を見ちゃったみたいだ。