ガチャっ

リビングのドアを開ける音が妙に響いた。

パパはテレビを見てて、ママは本を読んでいる。

「ママ、パパ、話があるの」

私が口を開いた。

「なに?」

ママは言った

「…」

繋ぐ手だけが汗ばんで、現実だと告げて居た。

「…」

中身を察したのか、ママはパパの隣に行った。

「…」

どうしよ…

「座ったら?」

ママ言葉が、話の始まりを告げた。