数日後。

親に話そうと、叶都がうちにやって来た。

「ねえ、叶都」

叶都の手をしっかり握りしめて言った。

「ん?」

「私、この子のためなら頑張れるよ…」


私は何かを決心したような口で言った。

「?うん、俺も」

叶都は不思議そうにした。

だって、私の宝物だから。
この命は。

パパに手をあげられようと、ママに家を追い出されようと…。

幸せになって見せる 。