君が髪を切った理由



息苦しい感覚。

再び上から覗き込む彼女。



「ハルの意地悪。カッコ悪いぞ!」



知ってるよ、そんなこと。




僕の上に乗ってきた彼女が、無防備で、僕の事全然男だなんて思ってなくて……

それがなんだかイライラして、僕の中の何かを壊した。




「きゃっ!」