貴方に魅せられて

翔平さんが私に近づいて来て
優しく髪を撫で上げた。

「しょ…翔平さん!?」

今の私の顔はリンゴのように真っ赤だと思う…

「しばるものあるか?」

私は慌てて腕につけていたゴムを
翔平さんに渡した。

「飯食うのに邪魔だろ?」

そう言って手馴れた手つきで
髪を束ねてくれた。

その手つきが悲しかった。
色んな女の人にも
同じようにしてるんだろうな…なんて
考えてながら席についた。