「宮城さんおまたせ。」

宮城さんはさっきの場所で待っていた。

「おかえりなさいませ。」

そう言って
いつものようにドアを開けてくれる。

「はい、これ。」

宮城さんに翔平さんが
さっきの紙袋を渡した。

「外でランチしたいから
ベイサイドまでお願い。
宮城さんもゆっくり海風に当たりながら
これ食べてよ。」

そうか…
宮城さんのランチを買ってたんだ…
翔平さんの優しさが垣間見えた。