貴方に魅せられて

「ねぇまいまい、進路も決まって
もうすぐ卒業なんだし
そろそろ髪の毛染めてみない?
ずっと染めてないから
すごく綺麗な茶色になるわよ。」

シマコがヘアカラーの
カラーチャートを持ってきて
見せてくれた。

私は鏡越しにちらっと翔平さんを見た。
翔平さんもこちらを見ていたので
目が合った。
私は慌ててそらす。

「えーっと…」

そんな私に勘付いたシマコ。
翔平さんを見て


「どんな髪型がタイプなのよ!?」

と、ドスの効いた
全く可愛らしくない声で
翔平さんに尋ねた。