貴方に魅せられて

「それで?翔ちゃん?
まず、帰国してから一度も
アタシに会いに来なかった謝罪は
してもらえるのかしら?」

シマコが鏡越しに
翔平さんを睨む。


シマコ!怖い!怖い!


「あぁ…悪かったよ…」

ぶっきらぼうに
テーブルに並んでいた雑誌を
パラパラめくりながら
シマコを見るそぶりもなく言った。


「んもう!相変わらずねぇ!
ま、そんなとこがいいんだけど!」


シマコが色っぽく言う。

「やめろ、気色悪い。」

翔平さんが言葉で壁を作る。

「ちょっとした冗談じゃないの!」

シマコはむすっとする。
夫婦漫才が繰り広げられている…