「こうなるのが辛かったから
気持ちは伝えたくなかったのに。」

そう言って
ベッドから離れて行った。
しゃくりをあげながら
翔平さんを目で追いかける私。

クローゼットから服を取り出し
着替える翔平さん。

「どこ…いく…の?」

不安気にその姿を見つめる私。

「夜風に当たってくる。
あんたは先に寝てていいよ。」