貴方に魅せられて

「あぁ…
確かに俺は麻衣に
あんたの反応面白いって
からかったな。
初対面の夜、麻衣の俺を見る
熱を帯びた目に気づいてた。
初めはからかうだけのつもりだった。

でも、麻衣が時々見せる
あどけない幼さの中に
垣間見える大人の顔に
どんどん引き込まれて行って
もっとそれが見たくて。
わざと麻衣を挑発した。

いつの間にか
俺は麻衣に囚われてたんだ。」

その言葉が嬉しくて
私の目尻から涙が落ちた。

「でも…」

そう言って
私の顔の横に
翔平さんは顔をうずめて言った。