女将さんが丁寧に挨拶してくれる。

「森山の坊っちゃま。
遠い所よくおいで下さいました。
お疲れでしょう。
ごゆるりとおくつろぎください。」

凄いんだなぁ…森山家って…
私はしみじみ感じていた。

案内された部屋は
2人で泊まるには広すぎる部屋だった。

部屋から一望できるのは
あの岬があった海。

夕焼けに染まって
眩しいくらい輝いている。


部屋はテラスも着いていて
そのテラスには露天風呂があった。