貴方に魅せられて

確かに風が強い。
私のせっかく巻いた髪も
もはやなびくなんてもんじゃない。
髪の毛ごと飛んで行きそうだ。

唯一風を遮ってくれる
灯台の階段を昇る。
風は吹いていないのに
私の腰の腕は離してもらえない…

階段を登りきると
再び強風の吹き荒れる
灯台の外へ出る。
そこに広がる
真っ青な海原はすごかった。

地平線がまぁるく見えて
まるで空を飛んでるような
錯覚に陥りそうになる。