私の中にあと二人いる②【完】


「あっ!!

そういうことですか。」


アキラは思い出したように言った。


「覇王の総長…愁さん。

あなたが言っている人は…

蛍ちゃんじゃありませんよ。」


「どういうことだ?」


覇王の総長…

愁さんって人はアキラに聞いた。


「前にあなたとキスした人は…

蛍ちゃんではなく…遥という人です。」