私の中にあと二人いる②【完】


「蛍、後ろに下がってろ。」


恭也が私を隠すようにして…
後ろに下がらせた。


どういうこと…!?
ここに乗り込んでくるって…



「よぉ~、久しぶりやな。

鳳凰のみなさん!!」


五人いる中の一人が話してきた。


「何しに来やがった。」


恭也が低い声を出して男たちに言った。