私の中にあと二人いる②【完】


千は私が言うと…
嬉しそうに私から離れていった。


千が大事そうに持っているぬいぐるみは…
私が千にあげたものだ。


前に恭也が…いや…私のせいで怒った恭也が


千の大事にしてた、ぬいぐるみを…
バラバラにしてしまったから…


さすがに悪いと思って…
新しいぬいぐるみを買って渡した。


千はその時から…
私に話かけるようになった。


前までは、千と話さなかったが…
今は話すようになってきた。