私の中にあと二人いる②【完】


「蛍の言ったことは本当だ。

蛍の中には…

あと…洸と遥って奴がいる。」


恭也の家族は不思議そうな顔をしていた。


「洸は、喧嘩好きの子で…

遥は…

何を考えてるか私にも分からない子です…」


やっぱり…信じてもらえないか…


「蛍ちゃんは…

なんで俺達にそんな話したの?」


光輝さんが私に言ってきた。